開催予定
11/29(土)富加町連携セミナー「船野城の戦いを描く歴史マンガ制作事業を通して織田政権の北方の要 加治田城と津保城を考える」を開催します

岐阜関ケ原古戦場記念館(以下、記念館)では、記念館を本県の戦国・武将観光の発信拠点として活用するため、県内市町村との連携事業を実施しており、今回、富加町と連携したセミナーを下記のとおり開催します。
【開催日時】
令和7年11月29日(土)13時30分から15時00分(開場13時00分)
【受付場所】
記念館3階セミナールーム(不破郡関ケ原町関ケ原894-55)
【講演内容】
(1)「加治田城(かじたじょう)の領域に点在する城郭とその役割
<講師:島田 祟正(富加町教育委員会 文化財専門官)>
加治田城は、織田信長東美濃攻略戦で活躍した斎藤新五利治(さいとうしんごとしはる)が城主となり、北方の上杉氏との交渉や浅井・朝倉氏や武田氏に対する織田政権の北方の要としての役割を担いました。その加治田城の役割について解説します。
(2)「船野城(ふねのじょう)と津保(つぼ)・郡上の抗争~天正2年秋、郡上沓部(ぐじょうくつべ)をめぐって何が起きたか~」
<講師:関高校地域研究部>
斎藤新五利治と武田氏や郡上遠藤氏との間で抗争が勃発し、下呂市金山町の船野にて合戦が繰り広げられました。船野合戦の前後の動向を解説します。
(3)「歴史マンガの制作について」
<講師:渡辺 浩行(歴史漫画家、『夕雲の城』作者)>
船野合戦の前後の動向を分析しながら加治田城の統治や織田政権における役割を検討し、富加町と関高校地域研究部と共同で作成した「歴史マンガ」の制作秘話について、作者の渡辺浩行氏からお話しします。
【定員】
40名 ※応募者多数の場合は先着順
【参加費用】
無料(別途、記念館への入館料が必要となります)
【申込方法】
〈応募フォーム〉
https://www.pref.gifu.lg.jp/ques/questionnaire.php?openid=1175
〈往復ハガキ〉〒503-1501
岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原894-55
岐阜関ケ原古戦場記念館 富加町連携講演会担当者 宛
※住所、氏名、電話番号、申込人数(1枚につき、2人まで)を明記してください。
【申込期間】
10月21日(火)から11月26日(水)まで
※往復ハガキでお申し込みの方は11月21日(金)記念館必着でお申し込みください。
【その他】
パンフレットの配架やパネル展示を含む富加町の観光情報を発信するブースを下記のとおり設置します。
(期間)令和7年11月5日(水)から12月7日(日)
(会場)記念館 1 階西回廊
日程
- 2025年11月29日~2025年11月29日
NOTES
【講師紹介】
○島田 崇正 氏(富加町教育委員会 文化財専門官)
富加町郷土資料館長を務める。富加町が中心になって制作した歴史マンガ『夕雲の城』、『斎藤新五利治』の監修や資料集の作成を担当した。
○関高校地域研究部
考古学や歴史学に関する研究や実践を通して、全国で発表・発信を行う。自治体と連携した調査研究という先進的活動も実施。
加治田城・津保城の研究では令和6年度日本考古学協会高校生ポスターセッションにて優秀賞を獲得。本年8月に開催された第48回全国高等学校総合文化祭の郷土研究部門(歴史・考古部門)では、最優秀賞を受賞
○渡辺 浩行 氏(歴史漫画家、『夕雲の城』作者)
WATANABE C&I PRODUCTION代表。手塚賞を受賞後、少年ジャンプで漫画を連載。故郷に戻り大垣女子短期大学デザイン美術学科でマンガ制作を指導した後(~2016年3月)、歴史マンガ『夕雲の城』『猿啄の春』『斎藤新五利治』などを執筆